何のために保険に入るの?
北米ではあまりにも医療費が高いため、手術が終った当日、麻酔が切れるか切れないかのうちに這うようにして自宅に帰るという話がまことしやかに言われます。
笑い話かとおもったら事実だそうで、日帰り手術というのが普通にあるそうです。
なんのために保険に入るのか、ひと言で言えば医療費があまりにも高いからです。
ある保険会社のサイトのケースではこんなのがありました。
車に当てられて救急車搬送:$400
治療・入院費用(10日):$20,000
日本から家族呼び寄せ:$5,000
合計:$25,400
年間十数万円の保険料が安いとは言いませんが、払える金額です。しかし10日の入院に300万円払えといわれたらそれは大変なことです。300円の駐車料金けちったために罰金15000円払うようなものです。
日本にいる家族にも迷惑をかけることになります。だから必要な保険に入って留学をするというのは、まわりに迷惑をかけない最低限のことだとおもいます。
どんな種類の保険がある?
海外旅行保険とよばれるものに入ります。
ケガ・病気での入院治療
救援者費用
携行品などの保障
というのが一般的な保障内容のようです。
保険会社によってはさらに
緊急帰国費用
アパートやホームステイで火事を起こしてしまったときの保障
といった長期滞在ならではのリスクもカバーした保険を売っている保険会社もあります。
どれをえらべばいい?
いろいろな保険会社が同じようなサービスを提供していますが、何を基準に選べばよいのでしょう?
管理人が大事だなと思う基準は、
@カナダのバンクーバーでのネットワークがきちんとしている保険会社
Aつまりバンクーバーで事故や病気にあってもすぐに対応してくれる保険会社
B日本でもきっちりサポートしてくれる保険会社
ですね。
よく「とりあえず入っておけばいいよ」というのを聞きます。しかし保険に入る目的は、自分の身を守ることはもちろん、事故や病気に巻き込まれたときにまわりに迷惑をかけないためのものでもあります。現地でサポートを受けられず、お金の心配を受けながら医療を受けないといけないのではなんの意味もありません。10万円も20万円も払って、本当に必要なリスクをカバーしてくれないようでは、かけるだけ無駄です。
インターネットで簡単に加入できる海外旅行保険もたくさんありますが、ネットだけではいざとなったときにすぐに対応してくれる保険会社かどうかまでは見極められません。知り合いに保険の代理店がいる、学校が紹介してくれる保険会社、などといったように「顔が見える」人を通して加入しておけばいざというときに安心だとおもいますよ。
いざというときには
せっかく入った保険ですが、使わないで済むに越したことはありません。でも万が一の時のために、最低限次のことをやっておくとよいと思います。
保険会社の対応窓口の電話番号を控えておく
ホストファミリー、友達などに保険会社の連絡先、日本の家族の連絡先などを伝えておく
バンクーバーの日本領事館に在留を届けておく
保険会社には必ず事故対応用の窓口があります。海外旅行保険に加入するともらえるパスポートのような冊子に書いてあると思うので、それを大事にとっておきましょう。
「自分が事故に巻き込まれて救急車で運び込まれた」となれば、自分で保険会社や家族に連絡を取るのは困難です。かわりにやってくれるホストファミリーなどにも連絡先を教えておくとよいと思います。
同じ理由で、バンクーバーに到着したらなるべく早く日本領事館にも届け出ます。これは義務らしいです。テロや災害などで「日本人○○名が含まれているもよう」と分かるのは、海外に在留する場合には大使館に届出する義務があるからなんですね。