ペーパーバックは英会話表現の宝庫。
英語の簡潔ですっきりした言い回しや書き方がたっぷり勉強できます。
ドラマや映画を字幕なしで・・・というのもとても役立つ勉強方法だと思いますが、文字として認識できない英単語や言い回しは、何度聞いたところで一向に理解も暗記もできないというの が経験から思うことです。管理人自身、英語のペーパーバックを習慣的に読むようになってから会話力も、TOEICも急激に上がった気がします。

Naight Fall,ネルソン デミル 17 : Night Fall - Nelson Demille 描写的で、軽妙な英語が特徴ですらすらと読めます。主人公のジョン・コーリー、僕は勝手にアメリカの典型的な刑事像だなと思ってます。ダーティーハリーみたいな感じの。若干すべり気味の気障さとかニヒルな感じとか皮肉なところとかタフなところとか。ストーリーは明らかにあの9・11を下敷きにしています。現実を知っているだけに手に汗握って話を追っていけます。そんなに難しい単語も出てこないので、初めての一冊にもいいんじゃないでしょうか。
DaVinci Code,ダヴィンチ・コード 16 : The Da Vinci Code - Dan Brown ダヴィンチコードがペーパーバックで話題になっていたのはもう1年位前?今回の映画化でまた人気再沸騰のようです。ダン・ブラウンのほかの本を読んだときに大して面白くなかったので、全然読む気もなかったのですが、たまたま読む機会があったので読み始めてみたら面白かったです。英語自体は比較的平易だと思いますが、キリスト教やヨーロッパの歴史的背景を知っているとさらに楽しく読めるだろうなという気がしました。ダビンチ・・・にまつわるサイドストーリ本が結構売られているのも納得できました。ただラストはどうなんですかね、あれ。思いっきり話題になっている本なので、賛否両論あるのかなと。
Up Country,アップ・カントリー―兵士の帰還 15 : Up Country - Nelson Demille 長げー。といいたくなる。860ページ。でもすごく面白い。
友人がベトナムにいて、その友人から聞いた話。日本から音楽入りのMDを送ってもらったのはいいが税関で留められた。宛名であるその友人が税関に呼ばれ、この中身を教えろという。ついてはMDを再生する機械を持って出頭せよ−−−。そういう国を髣髴とさせる。ともかく映画的で一気に読めます。おすすめ。
the partner,パートナー 14 : The Partner - John Grisham 自分が所属していた法律事務所を出し抜き、90億ドルという途方もない金を盗み出し命がけで潜伏、逃走する。FBIや法律事務所に雇われたマフィアもどきに追跡され最後には・・・
ジョングリシャムの本はどれも面白いですが、中でも傑作がこれ。できればまとまった時間が取れるときに読みはじめて、一気に読み進めることをおすすめします。
だって止まらなくなるから。最後の数ページに面白さが凝縮されてます。
the blue nowhere,青の虚空 13 : The Blue Nowhere - Jeffery Deaver カリフォルニアのシリコンバレーが舞台です。ハッカーが犯人です。インターネットを通して人を殺したりもしてしまいます。これを読んだ当時はパソコンのこともあまりよく知らず、ほんとかこれ?みたいな疑念もありましたが、コンピューターの裏側を知れば知るほど現実感が増してきてぞっとします。
天才ハッカーをストップするために、留置されている別の天才ハッカーを解放して犯人追跡に協力させるという筋書きはどっかでみたことがあるような気もしなくもないですが、この作家はこういう緊張感ある話を書くのがとっても上手です。ぜひ。
Airframe,チェルシーテラスへの道,As the Crow Flies 12 : As the Crow Flies - Jeffery Archer これもジェフリーアーチャーのほかの作に倣い、分厚いのにその分厚さを感じさせない話です。
as the crow flies で「一直線に」といったような意味になります。でも主人公たちのサクセスストーリはなかなか一直線には行きません。複数の主人公格の登場人物たちが交差しながらビジネスを拡大していきます。ヨーロッパの貴族的な匂いもさせながら、読者を一気読みさせるストーリテリングはさすがと思わせてくれます。
西洋版「おしん」といった趣ですかね(←元も子もないな)。
Airframe,法律事務所,The Firm 11 : The Firm - John Grisham 僕の場合、翻訳が出てるからといって読み比べたりということはあまりしません。おなじ話だし時間がもったいないかなと。英語か、日本語か、どっちかです。でもこれは珍しく日本語で読んで、カナダに行ってから英語でも読みました。テレビでも映画版見たり、なぜか縁の深い話です。なぜ原則を破って英語でも読んだかというと、最後に住んでいたアパートの図書スペースにこの本(と「ペリカン文書」)があったからです。留学中一食削って本を買うような生活をしていた(!)僕にとってただで読める本は大事だったわけで・・・。ま、それだけの時間をかける価値のある本でした。英語もジョングリシャムならではのわかりやすいものだし、ストーリーもいいです。初めての洋書にもおすすめ。
Airframe,エアフレーム 10 : AIRFRAME - Michael Crichton 留学前に、この本の日本語版を薦められて借りていたのですが、結局読めずにいました。バンクーバーの本屋でおなじ原版を見つけていい機会だからと思って読んでみました。
重大インシデントで空港にかろうじて着陸した飛行機のキャビンの中は大きく壊れ、3人の人が亡くなるほどの惨事。原因は航空会社?機体製造メーカー?操縦ミス?天候?大きな会社の利害が絡む事件は綿密な調査の末意外な結末を見せます。
400ページちょっとの本ですが、一気読みでした。センテンスが短く、非常に簡潔な英語で書かれていることも寄与して、とくに最後の100ページちょっとは文字通りかじりついて読んでしまった本です。おすすめ。
The Prodigal Daughter,ロマノフスキ家の娘 9 : The Prodigal Daughter - Jeffery Archer 前に書いたケイン&アベルの続編です。ケイン&アベルだけでも十分長い物語なのですが、この話では主人公がケイン&アベルたちから娘、フロレンティーナたちの世代に移ります。このフロレンティーナの夫というのが実は父親の宿敵、ウイリアム・ケインの息子なわけで、当然父親たちは子供たちの結婚に納得せず、それを振り切って駆け落ちしてしまいます。そんな前振りが前作にあったというのもあってつい手を出してしまった本です。強大なホテルチェーンを引き継いでサクセスフルビジネスウーマンになるだけでは満足せず、政治的な野望を募らせていく本作もケイン&アベル同様秋の夜長にじっくり読みたい本です。
The Numbered Account,匿名口座 8 : The Numbered Account - Christopher Reich バンクーバーではチャプターズという本屋をよく利用していました。膨大な数のペーパーバックのなかからいつもどれを買おうか、書棚の列の間をうろうろするのが至福のときでしたが、管理人は結構保守的なところがあり同じ人の本を読み続ける傾向があります。で、時々そこから脱却するために冒険して違う本を買ったりするわけですが、これもその1冊です。アラブの武器商人のナンバード・アカウント(匿名口座)をホールドする銀行を舞台にしたスパイ小説というか冒険小説というか。「リーガルミステリーのジョン・グリシャム、ファイナンスミステリーのクリストファー・ライク」と、本の裏表紙には評されていました。個人的には好きな種類のお話です。
The Godfather, ゴッドファーザー 7 : The Godfather - Mario Puzo いわずと知れた超有名作品です。コルレオーネファミリーとライバルのマフィアの物語。登場人物と場面の描写が非常に緻密で臨場感たっぷりです。全編に横たわる冷たいような重いような空気に足をとられながら怖いものみたさで読み進む。そういう読書体験ができる貴重な本だと思います。
映画も楽しめましたが、いかんせん時間の制限があるのかカットされている部分も多いですし、流れが速すぎる感があるような気がします。
個人的にはこちら原作のほうが楽しめました。
The Client, 依頼人 6 : The Client - John Grisham ふとしたことからマフィアの秘密を知ってしまった少年マークが弟と母親を守るため、$1でやとった女性弁護士レジーと一緒に闘います。 マークとレジーの交流、弟のスウェイ、レジーの母親など暖かな人物描写と、対照的に悪者は典型的に悪く描かれていてストーリー展開も非常にわかりやすいです。英語もジョン・グリシャムならではの簡潔でさっぱりした文体を楽しめるのではじめてのペーパーバックとしてもおすすめです。
さて、この小説でも登場するwitness protection program。アメリカのペーパーバック、映画を見るときのキーワードです。
The Forth Estate, メディア買収の野望 5 : The Forth Estate - Jeffery Archer 事実は小説よりも・・・とはよく言われることですが、この小説も実話を基にしているといわれています。ロバート・マクスウェル とルパート・マードックという実在するメディアの巨人たちをモデルに、世界と20世紀を舞台に繰り広げられる買収・事業拡張 合戦は、現在のTBSと楽天、フジとライブドアのM&A合戦も彷彿とさせますが、登場人物たちの内面もかなり丁寧に描かれて いて800ページ超の物語を一気に読ませてくれます。
The Rainmaker, 原告側弁護人 4 : The Rainmaker - John Grisham Rainmakerとは、法律事務所で一番大きなお金を稼ぎ出すトップ弁護士のこと。アメリカでは賠償金は実損だけでなく punitive と いって見せしめの賠償が上乗せされる。さらに弁護士は contingency fee(成功報酬)ベースで働いていることが多い。たとえば "The Runaway Jury" の舞台となったタバコ業界、何年か前に何十億ドルだか何百億ドルだかという途方もない賠 償金額が出されま した。仮に100億ドルの賠償命令として、成功報酬の相場は25%〜35%くらいといわれていますから弁護士の取り分は約30億ド ル・・・悪徳保険会社の支払い拒否を 巡ってそういう金額の賠償金を勝ち取れるかどうかの攻防。おもしろそうでしょ?
Kane & Abel, ケインとアベル 3 : Kane & Abel - Jeffery Archer 「片や野原で母親の死と引き換えに生を受け拾い子として育てられ、片やボストンの金融名門に生まれ育ち、その二人がアメリカの 20世紀史を背景にして交錯し、離れたりしながら物語 を紡ぎあげていく壮大なサーガ」とでも書きたくなるような、長くて重く て読み応えのあるストーリーです。
三国志などたくさんの登場人物、壮大な時間軸と空間軸の背景などスケールの大きな物語が好きな人は楽しめると思います。
The Runaway Jury, 陪審評決 2 : The Runaway Jury-John Grisham すっかりジョン・グリシャムにはまった僕は、次々と彼の作品を読み漁っていきました。このThe Runaway Jury も最高ですね。こ のころのジョン・グリシャム作品は分厚いので読み応えもた っぷりですが、ストーリー展開とプロットでその分厚さをほとんど感 じさせません。
juryシステムやtobacco業界などアメリカならではのシステムを理解しながら、最後まで判決がどうなるのか、ハラハラさせてくれ ます。
a time to kill, 評決のとき 1 : A time to kill-John Grisham 留学中、英語の勉強にと読み始めたペーパーバック。これが記念すべき第一号。以後何十冊読んだか分かりませんが、いまだに本を選ぶときの基準になる本です。
ジョン・グリシャム(の特に初期)はリーガルスリラーが非常に面白い。字も小さくボリュームもたっぷりだが、一気に読み進める 面白さ。
自分の小さな娘をレイプされた黒人男性が、レイプした白人2人を射殺したことで裁判にかけられる。それを弁護するのが若手弁護 士、Jake Brigance。果たして彼は黒人男性の無実を勝 ち取れるのか?リアリティと荒唐無稽のバランスも非常によく、手に汗握り ながら読めますよ。